新艇回航物語!in 2018
なんと死ぬ迄にツインラットに乗る事はないと思っていたが、今回そのツインラット艇を回航する事になり、思いもよらずラッキーでした。
事の始まりは、某会社の社長がそのツインラットの新艇を購入する事になり、そのサポートで乗り込む事に、そしてそのメンバーの多彩な事!その社長の交流関係が物語っていました。
回航のメンバーは豪華な超ベテランばかりで、全てヨットのオーナーばかり!
30フィートから40フィートのオーナーだから、全て知り尽くしてる方達なので、回航の段取りはまことスムーズ!
どんなトラブルでもOK!
深夜米子を自家用車で回航メンバー達で出発!早朝新西宮ヨットハーバーに到着!
飲料品、食料等を積み込み、18日06:00頃新西宮ヨットハーバーを出発!
明るい内に瀬戸大橋を通過したかったので、急いで出発しました。
明石大橋を目指しそして播磨灘に、かなり靄で霞んでいましたが何とか右手に小豆島を確認!
前方に先行しているヨットを確認!このヨットも備讃瀬戸西航路に向かっている様でしたが、船足が速く追い越して行き男木島を左に見、更に大槌島を右手に見て進路を瀬戸大橋に向かう!
明るい内に通過出来一安心!
更に来島海峡に向かって行きましたが、潮の流れが悪く、来島海峡を通らず、船折瀬戸を通り、宮ノ窪瀬戸を通り、斎島を右に見て、更に安居島、大館島そして部屋の瀬戸、二子瀬戸、片島、沖屋室島、干葉崎、そして19日朝、上関大橋を通過し、上関魚港にメンバー交代の為入港、停泊そして入浴!
ここで竹ちゃん、寺さんが下船!、代わりに高田氏、児玉氏が乗船!
先を急ぐので12時に上関を出港!
長島と佐合島の狭い雑穀瀬戸を通り一路関門海峡に向かう。
やがて19日14:17姫島と九州の国東半島を左に見て周防灘を走る!
22:02関門海峡に向かい、潮の流れもこのまま行けば連れ潮になるので慎重に関門海峡に向かう!
何とか無事に22:18関門大橋通過!
しかし、予報ではかなりの強風が吹き荒れているので、海保に避難港を電話で聞きこの夜は下関港に入港し一夜を過ごす事にした。
翌朝燃料の軽油と食料を調達!勿論タクシーを呼び載せて貰う。
20日早朝下関港を出港!
ところが昼前時刻角島沖を目指していたが、かなりの強風!
ポートタックにした途端!何やら異常な音が船体に響いている!
ドアの閉め忘れか?いや何度も強烈な音なので、確認をしてもらうと、どうやらバウの方からと解った!
野川氏に確認の為バウに行って貰い確認!
なんとバウのアンカーレストからアンカーが外れ!ぶら下がってバウのステム部に強烈に当っているとの事!
これは大変な事になると判断!直ぐにアンカーを回収作業を野川君にして貰い、無事回収!風もかなりな風速でエンジンや船体に急激なストレスが掛かると判断!
安全な港に入港する為近くの港を検索!幸い矢玉漁港が近くだったので、オーナーに相談!無理してこのまま進むか、明日には風も収まるのでやり過ごすかを相談!オーナーに了承して貰い、矢玉漁港に向かう事にした。
漁港に入港したら、適当な岸壁を探していると、漁師さんからここに接岸せよとの事で、指示に従う。
優しい漁師さんで、色々と面倒を見て貰いました。
その日は午後矢玉町内を探索!そして町内の漁師さんからの情報で、入浴場所を聞き、早速連絡をすると、入浴の為の送迎車を用意してくれて10分もすれば迎えに来てくれて最高でした。
帰りにホームセンターに寄り水用のポリタンクを調達!更にスーパーにも寄り食料の調達!本当に温泉宿の片に感謝!
夜は反省会でちょっとだけ宴会!
翌21日早朝、お世話になった漁師さんの船にビールを置いて、一路浜田港を目指す。
快晴で風も収まり絶好のコンデション!夕方17時過ぎに浜田港に到着。
私の休みも21日迄だったので、オーナーには申し訳ないけど浜田港で下船!
野川ちゃんも用事があるので2名が下船となりましたが、残ったメンバーは、いづれもヨットのオーナーばかりなので、米子港迄夜走って22日の朝米子港に到着!して無事航海を終えました。